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木下陵介

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4オーバーも「最後まで諦めない」

Kinoshita at The Open
日本人選手としてトップバッターでティオフした木下陵介は、1番で今大会全フィールドを通して初バーディを奪取したものの、強風に苦しめられ「75」で初日を終えた。

「スタートだけは良かったんですけど。そこからはなかなか我慢のゴルフだった。外してはいけない方へ外すことが多かったんで、かなり苦しいゴルフになっちゃいました」

全英オープン特有の激しい風、さらに時折降る強い雨に惑わされ続けた。4日にわたり練習ラウンドを重ねて対策は練ったものの、ロイヤルトゥルーンの難易度は木下が こなした“予習のレベル”を凌駕した。

練習日とは真逆の方向からの強風が吹き乱れ、「練習ラウンドとは違う風が吹き、対応力が求められる中でうまく対応できなかった」と唇を噛んだ。特に苦しんだのがグリーン上。3パットも2度あり、「バッティングのミスがかなり目立ってしまい、流れが悪くなってしまいました」。

パットが不調だった一方で、ショットには手ごたえを感じている。「何発かショートサイドに外してしまうミスはあったが、 9番でもチャンスをつけられましたし。17番も難しいパー3でいいとこに運べたので、ショットはそこまで悪くない」。タフなコンディションの中で自分のストロングポイントを生かせた。

終日の悪天候によりフィールド全体のスコアが伸びていない。それだけに、2日目に好スコアを出せれば予選通過、さらには上位進出の可能性も十分に残す。

「ショットはこの風の中、うまく対応できたところが多かったと思うのでショットは引き続きで、バッティングを修正したい。パッティングがさえ決まってくれば絶対アンダー出せると思います。最後まで諦めずにやりたい」

2大会連続の予選突破へ、33歳のチャレンジャーは意欲を見せた。
第152回全英オープン

7月18日(木)~21日(日)

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