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松山英樹

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10度目の全英オープンに挑戦

Hideki Matsuyama at The Open
日本人選手として初の全英オープン制覇を目指す松山英樹は、開幕前日の17日(水)、ロイヤルトゥルーンでの最終調整に臨んだ。

前回同コースで大会が開催されたのは2016年。当時、4年連続での大会出場となった松山は、世界最古のメジャーでは自身初となる予選落ちを経験。辛酸を舐めた。それでも全英デビューとなった13年ミュアフィールド大会は6位、昨年のロイヤルリバプール大会では腰の痛みを背負いながらも健闘して、13位で4日間を終えている。

本人は「うまくいっていない年が多い」と話すが、全英オープンとの相性は悪くはない。さらに今季のPGAツアーでは、2月にジェネシスインビテーショナルで2年ぶりの優勝を飾るなど好調をキープ。ここまで15試合に出場して予選落ちはわずか1回。翻ってトップ10には5回も入っている。

唯一、最終ラウンドに進めなかったのが先週のスコティッシュオープン。しかし同大会でも、初日こそ「71」と出遅れたものの、2日目には「67」の好スコアでまとめている。

過去数年は怪我に悩まされてきたが、今季は体調維持ができている。この日は9ホールをプレーし、ショートゲームを中心に感覚を確かめていた。ほかの日本人選手がクラブセッティングに工夫を凝らすなか、長年トップレベルでプレーを続けているワールドランキング14位の32歳は「特に替えていません」ときっぱり。10度目の全英オープンには平常心で挑むつもりだ。

風格さえも感じさせる、百戦錬磨の経験と卓越した技術を兼ね備えた男は「今年はしっかりと良いプレーができれば。頑張りたいと思います」と、意気込みを語るその視線の先にはクラレットジャグしか見えてない。

注目の松山の初日は、日本時間22時26分にスタートする。
第152回全英オープン

7月18日(木)開幕

全出場選手のスタート時間