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松山英樹は「69」の1オーバー

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全英オープン4年連続予選通過

初日前半の松山英樹は、ティショットがフェアウェーを捉えることが一度もなく、後半から徐々に調子を上げていったものの、97位スタートと出遅れた最大の要因となっていた。一方2日目は序盤からショットが安定。5バーディを奪うラウンドでスコアメイクの基盤となった。

1番のティショットをしっかりフェアウェーを捉えて無難にパー発進すると、2番パー5ではギャラリーからの雑音の影響もあり1打目は右ラフに捕まったものの、その後しっかりリカバリー。約6メートルのバーディパットを沈めてこの日最初のバーディを奪取した。

4番、5番でも安定感のあるティショットからバーディチャンスをつくり出し、微妙なラインのパットをしっかり決めて、連続バーディ。5ホールで3バーディと好スタートを切った。だが調子が上がってきたタイミングの6番でダブルボギーと後退。フロントナインではスコアを1つ伸ばすにとどまった。

後半は11番で2メートルのバーディパットを決め、13番、16番、17番でもバーディチャンスにつける場面があったものの、生かしきれずに「34」。結局この日は5バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「69」でフィニッシュ。通算1オーバーの51位で予選通過を決めた。

惜しいチャンスを逃してスコアを伸ばし切れなかっただけに、ラウンド後の松山は「(悔しさは)当然ある」と話し、「良いプレーはできたと思うが上位に行くとなると、物足りないゴルフ」。

一方で、「間違えたら予選を落ちる状況だったので、その中では良いプレーができたかな」と及第点とした。それでも、前回ロイヤルポートラッシュで行われた2019年大会では予選落ちしており、雪辱を果たすことには成功。同時に2022年セントアンドリュース大会から4年連続で世界最古のメジャーでの予選突破を決めた。

ホールアウト直後には「明日は金谷と一緒になりそうなので」と大学時代の後輩、金谷拓実とのメジャー同組ラウンドを心待ちにしていた。とはいえ、残念ながら決勝ラウンドの組み合わせでは一組違いとなり、望みはかなわなかった。

代わりにプレーに集中して、好スコアに期待したい。ショット、パットともに上り調子にあるだけに「あとは結果につなげるだけ。頑張りたいと思います」。上位進出をにらんだ。

 

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