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第153回全英オープンのムービングデー。リーダーボード上位に変動はあったものの、首位スコッティ・シェフラーのポジションだけはまるで動かなかった。
スター選手がひしめく上位陣にあり、中でも世界ランキングナンバーワンの男は、2日目に圧巻のゴルフで「64」を叩きだして引き寄せた手綱を、この日も「67」の好スコアでさらに強く握りしめた。そして自身にとって初の全英オープンの栄冠、クラレットジャグにグっと近づいた。
セカンドラウンドに続いて素晴らしいゴルフを続けたシェフラーは、通算14アンダーまでスコアを伸ばして、2位のリー・ハオトンに4打差をつけて最終日をスタートする。
まさに「ミスター・コンスタント」だった。序盤からパーを並べて最初のチャンスが訪れた7番ではきっちりイーグルチャンスを生かした。8番でも5メートル近いパットをしっかり沈めてバーディとし、フロントナインを「33」で終えた。
後半になってもソリッドなゴルフは変わらず、10番から6連続パーセーブ。ロイヤルポートラッシュのシグネチャーホール、パー3の16番「カラミティ・コーナー」で訪れたバーディチャンスを逃さず、ボギーフリーのラウンドは1イーグル、2バーディ。ハイレベルなパフォーマンスを維持した。
これまでにメジャー3勝の29歳。過去3回の栄光を掴んだ際には、いずれも首位で最終日を迎えている。この時点でトップに君臨するシェフラーほど怖いものはないのである。3日目のラウンド後、6打差の4位につけるロリー・マキロイは「スコッティはミスをしない」と舌を巻いていたのも納得だ。
あと1日で世界最古のメジャーに手が届く。ホールアウト後のシェフラーは、「メジャーを勝つのは容易ではないが、現在はとても良いポジションにいる」と純粋に喜んだ。
「このようなチャンスが訪れるよう、毎日ハードに練習を重ねている。明日の“チャレンジ”にワクワクしているよ!」
勝者のメンタリティーを備えたシェフラーには慢心はない。